株主・投資家の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2023年3月期（第60期）は、連結売上高135億2百万円、当期純利益12億51百万円を計上し、売上高、純利益ともに、
過去最高となった前期をさらに上回ることができました。

業績を伸ばした主因は、引き続き好調な米国子会社です。米国では、折からのラーメンブームに乗って、
従来からのラーメン専門店だけではなく日本食レストラン等の飲食業態もラーメンメニューを導入する動きが
進んでおり、今後も有望なマーケットとして拡大していくものと見込んでいます。米国子会社では、中長期的な
需要増に対応していくため2024年3月期中に設備投資を行い、生産能力の拡張を計画しております。これと合わせて
人員補強も予定しており、設備・組織の両面で次のステージへ飛躍する準備を着実に進めてまいります。

また、国内では当社の主力販売先である外食市場が回復傾向にあり、こちらも売上・利益を押し上げました。

しかしながら、国内・米国ともに、ここ数年の原材料価格や燃料価格の上昇は、当社にとっても未曾有の経験でした。
日米ともに今期の収益インパクトは大きく、今後も、事業環境の変化に最大の注意を払い、開発・生産・販売が
一体となって柔軟に対応していくよう努めます。

　当社は2024年3月で会社設立60周年を迎えます。北海道から発祥し、北海道の食材に支えられ、味にこだわるプロの
お客様のご支持を頂きながら、これまで事業を続けてくることができました。今後も、環境・地域のサステナビリティ
に貢献しつつ、お客様・株主様・地域社会と手を携えて、「ラーメンスープを北海道から世界へ」を合言葉に
世界へおいしさを発信してまいります。引き続き当社事業をご支援頂きますようお願い申し上げます。

代表取締役社長CEO 加世田 十七七